リフォームの見積もり金額は何故、業者によって大きく違うのか

リフォームをする際に相見積もりをとると、

「同じ工事内容なのに何でこんなに業者によって金額が違うのだろう?」

と、疑問を持つ方が多いです。

1.5~2倍違ったり、場合によってはそれ以上の金額の違いが出る事があります。

今回はその理由を説明します。

同じ工事内容でも金額の違いが出る理由

見積もり金額の違いが出る理由としては、以下の理由が考えられます。

  1. 丸投げ業者(中間業者)の存在
  2. 施工範囲の違い
  3. 得意とする分野の違い
  4. 悪徳業者

それぞれ解説していきます。

丸投げ業者(中間業者)の存在

以前の記事で、「丸投げ業者がいると手抜き工事が起きる」と説明しました。

その丸投げ業者がいると、もう一つの弊害として「お客さんの支払い金額が高くなる」という事が考えられます。

丸投げ業者が存在しないA社の工事では仮に100万円の見積もりが出たとしたら、

丸投げ業者が2社存在するB社の工事では、丸投げ業者が間に入って利益を上げようとする為、見積もり金額は150万円になったりします。

施工範囲の違い

例えばリビングで天井からの漏水が起き、天井・壁・床の補修のリフォームの見積もりをしたとします。

A社

工事内容:天井・壁の壁紙の貼り替え、フローリングの張り替え

費用:30万円

B社

工事内容:天井・壁の石膏ボード・断熱材の交換、壁紙の貼り替え、フローリングの張り替え

費用:60万円

A社では、表面上の壁紙の貼り替えだけの工事内容になっていますが、B社は水に濡れてダメになってしまった壁材の石膏ボードや断熱材も入れ替える工事になっています。

これは見積担当者がどの範囲まで補修が必要なのかの判断の違いなのですが、金額だけみれば2倍違います。

実際にA社、B社どちらの工事がいいのかは現場の状況によりますが、このように「漏水が起きたので補修して欲しい」と依頼した場合、見積もり担当者によって工事の範囲が変わり、金額が大きく変わる事がります。

得意とする分野の違い

自分が抱えている職人だったり、取引先の得意とする工事の違いなどによって、業者によっても得意とするリフォーム内容がそれぞれ違います。

水回りが得意なところもあれば、大工工事が得意なところなど、その業者の得意な分野というのがあります。

得意な分野では、自社で施工出来る内容が多かったり、こちらの記事でも紹介したように商品の大量発注により、商品を安く仕入れていたりします。

ですので、得意な分野での工事金額は相場よりも安くなる傾向にあります。

逆に、自社でほとんど施工できない工事内容などは外注を多く使う為、相場の工事金額よりも高くなる場合があります。

結果、その工事が得意なA社と苦手なB社を比べると、同じ商品・同じ工事内容でも金額に大きな違いが出ます。

悪徳業者

仮に100万円が相場の工事があったとします。

「このお客さんは他の業者と相見積もりをしないであろう」と考え、自分の利益を多く出す為に、200万、300万の法外な見積もり金額を出す、いわゆるぼったくり業者がいます。

逆に、「契約だけしてしまえば、あとで追加工事で多くとれば帳尻が合う」と考え、明らかに安すぎる金額の見積もりを出す業者もいます。

このような業者と相見積もりをとると、見積もり金額が他の業者と大きく変わる事になります。

業者によって見積もり金額が大きく変わる理由を説明しました。
必ずしも見積もり金額が高いからぼったくり、安いから優良業者という訳ではない事に注意。
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単純に安ければいい訳ではない

先ほど説明したように、見積もり金額が変わり理由はいくつかあります。

その理由の1つ「施工範囲の違い」について、もう少し解説します。

相見積もりをとる、1番の理由は「金額を比べる事」なのですが、この「施工範囲の違いにより金額に差が出る」という事を考慮しなくてはなりません。

どういう事かというと、先ほどの例をもう1度挙げます。

リビングで天井からの漏水が起き、天井・壁・床の補修のリフォームの見積もりをしたとします。

A社

工事内容:天井・壁の壁紙の貼り替え、フローリングの張り替え

費用:30万円

B社

工事内容:天井・壁の石膏ボード・断熱材の交換、壁紙の貼り替え、フローリングの張り替え

費用:60万円

単純に金額だけを比べるとA社の方が安いですが、この場合金額だけでA社を選んではいけません。

B社では、石膏ボードや断熱材の交換が見積もりに入っています。ここで重要なのが、この家において「石膏ボードや断熱材を交換する必要があるのか」という事です。

交換する必要がないのであれば、単純に金額の安いA社でいいですが、石膏ボードや断熱材は一度水に浸かるとダメになってしまいます。それを考えてB社は見積もりに入れたのだと思います。

交換する必要があるのに、安いからといってA社を選ぶと、数年後にカビが繁殖するなどの不具合が出ます。

工事内容が違えば、当然見積もり金額も変わります。
重要なのは、値段だけでなく、その工事内容の違いについてもどちらがいいのかを考える必要があります。

まとめ

リフォームの見積もりをとった際に、何故業者により同じ工事内容でも金額が大きく違うのかを説明しました。

実際に相見積もりをとった際には、これらの理由を考えてみて最適な業者を見つけて下さい!

リフォーム業者を探すにあたり、この記事が少しでも参考になってくれれば幸いです。