最近、マグネットチラシの水道業者に修理を頼んだら「ぼったくられた」「詐欺にあった」などの被害が増えています。
全ての業者とは言いませんが、かなり多くのぼったくり会社が世の中には存在しています。
ではどのような業者に頼めば「ぼったくり」の被害にあわずに済むのでしょうか？
実は大きく分けて２つの種類の業者に頼む事でリスクを最小にできます。
今回は
これを紹介したいと思います。
ぼったくり業者は世の中いっぱいいる
「そもそもぼったくり業者って今も本当にいるの？」
実際に被害にあった事の無い方は、このように思っている人もいるかと思います。
その答えは「今も間違いなくいます！」
求人広告が異常
ぼったくり業者が今も存在する証拠とまでは言いませんが、水道修理業者の求人広告を調べてみて下さい。
あえてURLや検索ワードは出しませんが、水道に関しての求人のほとんどが月給３０万円前後なのに、異常な求人内容の募集が出てくるはずです。（募集内容は随時変わるので検索するタイミングによっては出てきませんが）
どのように異常かというと、
未経験者でも１か月の研修で、実力次第で月１００万円以上
未経験者がたった１か月の研修で１００万円以上稼げるみたいです（笑）
他にも、月３０～１５０万円なんていう募集もありました。この会社は９割が未経験者らしいです（笑）
どう考えても普通の仕事じゃないですよね！？
「実力次第で１００万円以上」っていうのは、どれだけ「ぼったくってくるか」という実力の事なんでしょうか。
もちろんこの求人の情報だけで、この会社がぼったくりであると断定は出来ません。おそらくこの会社の言い分は、「ぼったくり」ではなく「営業努力」なのだと思います。「営業」の実力がある人は１００万円以上も稼げますよと。
ですが、はっきり言ってこのようなグレーな求人が多く出てくる事が、この業界自体グレーであると言っているようなもんです。
こちらの記事でも書きましたが、水道修理業者とのトラブルが近年増えています。 インターネット上で、業者を調べると想像以上に多くの業者が検索されます。 そしてほとんどの業者で「基本料金○○円～」という表記がみられます。 簡単な[…]
被害にあわない為の２つの業者
世の中に悪質な業者が存在する以上、どのようにして優良な業者を探したらいいのでしょうか？
リスクを最小限にする為には、極論を言えば２つの種類の業者しか無いと思っています。
- 超有名な会社
- 超地元に密着な会社
この２です。
それぞれ説明します。
超有名な会社
超有名な会社とは、全国でCMを流しているような業界の大手会社です。
なぜリスクが低いのか
全国的に知名度があると、ぼったくりなどの悪質な事をすればすぐに広まります。
大きな会社であればあるほど、悪質な事がバレた時のダメージも大きくなり、ニュースでの取り上げられ方も変わります。
全国的にCMを流すほどの会社であれば、自社のブランドを守らなくてはいけないので、ニュースになるような悪質な事はしないと考えて良いと思います。
補足
インターネットの古い情報によれば、現在全国でCMを流しているような会社でも、知名度が上がる前は悪質な事もしていたようです。
全国CM出している会社は高いの？
インターネット上では「全国でCMを出しているような大きな会社は高い」という評判が多いですが、本当でしょうか？
確かにホームページの料金表を見ると、最低料金が8,000円前後と他の業者に比べると高い印象はあります。
ですが、私の考えは「他の業者が不当に料金を安く掲載している」です。
安い業者だと、修理代金が数百円～3,000円などで広告を出していますが、そんな料金で会社が成り立つとは到底思えません。
（参考記事：水道修理の格安業者に注意。格安基本料金で終わる訳がない理由）
他よりも高い金額を堂々と掲載している事で逆に信頼できるのかなと思っています。
偽の全国展開に注意
先ほどから「全国展開している大手の会社」ではなく「全国でCMを流している大手の会社」と言っているのには理由があります。
それは、
自分の会社を大きく見せる為に、「全国展開しているように見せかけている」会社が存在するからです。
実際は一部の地域でしか活動していないのに、ホームページ上では全国で活動しているように見せかけている悪質な会社が存在している可能性があります。
今は「バーチャルオフィス」など、月に数千円払えば一等地の住所を貸してもらえるサービスがありますので、実際に活動していなくても、会社の住所だけ借りて登録する事が出来るのです。
ですので、「全国で活動しているような大きな会社なら安心」と思ってはいけないのです。本当に全国で活動しているのかは別の話です。
安心出来る程の大手とは「全国で活動している事」ではなく、「全国でCMを流している事」だと思って下さい。
超地元に密着な会社
超地元に密着な会社とは、活動範囲が広くても「都府県内のエリアのみ」で活動している会社です。
なぜリスクが低いのか
地元に密着な会社は何故リスクが低いのかというと、簡単に言えば「悪い噂が広まったら会社が潰れる」からです。
地元に密着している会社は、同じく地元に密着している工務店や不動産屋から仕事をもらっています。
悪い噂が出ると、そこからの仕事がもらえなくなり、会社が成り立ちません。
ですので、そのリスクを考えると「ぼったくり」や「詐欺」のような行為は出来ないと思います。
真っ当な会社は遠くまで行かない
そもそも真っ当な会社は、大きな仕事でない限り都道府県の外まで行きません。
数千円～１万円程度の作業代を稼ぎに、片道数時間・交通費数千円をかけて行くはずが無いのです。
都道府県の外の遠くから来る業者は、「それだけ高い金額を請求してやろう」と思っている業者だけです。
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地元の業者ってどうやって探す？
地元の業者を探すのは意外に難しいです。インターネットで検索しても、資金力のある大手かぼったくり業者が上位に表示されるので、地元の業者のホームページは埋もれてしまっています。
一番良い方法は、自分が住んでいる地域の水道局に問い合わせる方法です。
住所が近い「指定工事店」をいくつか紹介してくれるので、そこから探す事のが一番確実な方法です。
（参考：東京都水道局 指定工事店）
「蛇口からの水漏れ」「トイレが詰まった」「水道管の破裂」などで業者を呼んだ結果、手抜き工事や高額請求された。 というニュースがここ数年で増えています。 業者とのトラブルの回避策として、「水道局の指定業者」に依頼をするように呼び掛[…]
逆に言えば、それら二つ以外の「中規模」の業者が一番危ないです。
広告内容が格安すぎたり、到着時間が早すぎたりする会社は特に注意してください。
相見積もりは必要
被害にあうリスクを最小限にする業者２つを紹介しました。
ですが、それでも１００％被害にあわない訳ではありません。想定していた金額よりも高くなりそうであれば、必ず他の業者にも見積もりをお願いしてください。
水道局に紹介された業者でも完全に信じない
水道局に問い合わせると、業者を紹介してもらえます。
ですが、この紹介してもらった業者も１００％信用してはダメです。マグネットやインターネットで探した業者よりかは信頼できるかとは思いますが、あくまでも水道局とは関係の無い民間の業者です。
実際、水道局に紹介してもらう際には、
「紹介する業者は水道局とは関係ないので、トラブルなどが起きても介入しません」
「１社で決めずに、複数社から見積もりをとる事をおススメします」
このように言われる事があるようです。
まとめ
ぼったくりの被害にあう確率を少しでも低くなる２つの業者を紹介しました。
それでも１００％ではないので、相見積もりをとるなど、十分に警戒して下さい。
冒頭でも言いましたが、残念な事に世の中に「ぼったくり」「詐欺」を行う業者は存在しています。
これらの業者が駆逐されれば一番いいのですが、自分の身は自分で守るしかありません。
少しでも被害にあう方が減る事を祈っています。
