トイレの詰まりは自分で直せるのか?直すコツと最強の道具

トイレが詰まった場合、業者に依頼をすると安くても5,000~10,000円くらいは必要になります。

また悪質な水道修理業者にぼったくられたなどのニュースも耳にした方もいると思います。

そこで「トイレの詰まりくらい自分で直せないのか?」と思う方も多いはずです。

リフォーム業者の私が断言します。

ほとんどのトイレ詰まりは自分で簡単に直せます
今回は、トイレ詰まりの直し方と最強の道具を紹介します。
トイレ以外の詰まりはこちらの記事をお読み下さい
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トイレ詰まりの原因は?

こちらの記事でも書きましたが、トイレ詰まりの原因は大きく3つ考えられます。

  1. ペーパーの使い過ぎによる詰まり
  2. トイレの中に異物を落としてしまった場合の詰まり
  3. 下水管での詰まり

これの原因のうち、②に関しては「落とした可能性があるか無いか」はご家族の方に聞けば判断がつくかと思います。

そして③は、トイレ詰まりの原因の可能性としては1割以下です。

つまり、トイレ詰まりの原因のほとんどは

  1. ペーパーの使い過ぎによる詰まり

これにより起きています。

そしてこれが原因の場合には、自分で簡単に直せます!

という事は、トイレが詰まった場合には

「ほとんどの場合自分で直せるので、わざわざぼったくられる可能性がある業者を探して呼ぶ必要はない」

という事です。

トイレ詰まりの原因のほとんどはペーパーの詰まり。
そしてペーパーの詰まりであれば、自分で簡単に直せる。

道具は何が必要?最強の道具って何?

トイレの詰まりを直すのに必要な道具は一つだけです。

「ラバーカップ」

吸盤がついていて、スッポンスッポンとやるアレです(笑)

これです。この安さでトイレの詰まりが解決出来ちゃいます。

「いや、それの存在くらいは知ってるよ。それで直せないから困ってるのに」

多分、これを読んでる9割以上の人はこう思ったと思います(笑)

そうなんです。このラバーカップでほとんどのトイレの詰まりが直せるのですが、

「使ったけど直せなかった」

っていう声をよく聞きます。

実はラバーカップってちょっとコツが必要で難しいんですよね。

コツは引く時に強く

「直せなかった」って言ってる人のほとんどは、がんばって空気の力で押し込もうとしています

確かに、押し込む事で直る事もあるのですが、ラバーカップで大事なのは「引く時です」

押すときに力強く押しても空気はほとんど便器の奥に行かず、横から逃げていってしまいます。空気が逃げてしまって、詰まっている部分が動かないので直せないのです。

一番威力を発揮するのは「ラバーカップを引く時」です。

「引いたって詰まってる物は流れないのでは?」と思うかもしれませんが、ラバーカップの目的は「押し流す」ではなくて、「詰まっている物を動かして砕く」なのです。

異物を落としていない限り、詰まっている物はペーパーと便だけです。(お食事中の方すいません)

どちらとも何回か動かせば砕けます。

何回か動かして砕ければ、あとは本来の水の力で流れていきます。

ですので、ラバーカップのコツは、

  • 押す時は力を入れなくていいので、ゆっくり押して吸盤の部分の空気を全て抜く。
  • 引く時は素早く引く(あまり力を入れすぎると水が跳ねるので注意)

これを何回かやれば、ほとんどのトイレ詰まりは解消できます。

トイレ詰まりを除去する最強の道具

上記のコツを使っても直せなかった。もしくは直せるか不安な方には

「簡単に直せる道具」を紹介します。

それがコレ

これは、自転車の空気入れのようにレバーを押したり引いたりする事で便器内に空気を送り込み、詰まりを直す道具です。

コツがいらない誰でも簡単

これで直すにあたり、特にコツは必要ありません。強いて言えばゴムの部分を便器にしっかり押し当てる事だけです。

ラバーカップよりも水が跳ねない

最初に紹介した吸盤型のラバーカップは、気を付けないと使用中に汚い水が跳ねて自分や壁を汚してしまいます。

ですが、このSANEI 真空式パイプクリーナー 洋式トイレ用 PR8700-Lは水が跳ねにくいです。

業者も使っている

「こんなおもちゃみたいなの使っている業者いるの?」

「はい、います。私です(笑)」

私はリフォーム業者なのですが、お客さんから「トイレが詰まったんだけど直せる?」という問い合わせがたまにあります。その時に私はこの道具で直しています。

通常のペーパー詰まりで、この道具を使って直せなかった事は今まで一度もありません!

私は10年以上これでトイレの詰まりを直してきました(笑)

難点はラバーカップより少し高い

難点があるとすれば、最初に紹介したラバーカップよりも少し値段が高く、2000円程度かかります。

しかしそれでも業者を呼べば、作業時間が5分だったとしても5,000~10,000円はかかりますので、それに比べれば安い買い物だと思います。

どちらかは持っておくのがおススメ

2つの商品を紹介しました。

安くて手軽だけど少しコツのいるラバーカップか、誰でも簡単に使えるけど少し高い真空式パイプクリーナーか。

どちらでもいいと思うのですが、どちらかは購入して保管しておくのがおススメです。

何故なら「いざ」という時に、入手しようとすると時間がかかるからです。

トイレのありがたみは、トイレが使えなくなった時に気が付くものです。丸一日家のトイレが使えなくなった事を想像してみてください。在宅できないですよね?(笑)

どちらの商品もそこまで高い訳でもないですし、そこまで大きくて邪魔というサイズでもありませんので、是非あらかじめのご用意を検討してみ下さい。

どちらかは用意しておくと、いざという時に助かります。
用意していなくて結局業者を呼ぶ事になり、高いお金を払う事になりかねません。
是非ご検討下さい。

まとめ

トイレの詰まりを自分で直す方法と必要な道具を紹介しました。

2つの道具を紹介しましたが、どちらかの道具は持っていても絶対に損はないです。

ペーパーが原因のトイレの詰まりは自分で簡単に直せます。わざわざ高いお金を払って業者を手配する必要はありません。

「いざ」という時の為に、是非ご用意をおススメします。