注文住宅を建てる時には、何社くらいから見積もりをもらった方がいいのでしょうか?
私のおススメは、見積もりをもらうのは「3社」がベストですが、その前に最低でも「5社」からは資料請求をするべきです。
何故なら注文住宅は会社によって、値段も仕様もピンキリだからです。
今回は
家づくりは資料請求から始まる
「注文住宅を建てたいなぁ~」と思ったら、まず何から始めますか?
今の時代はインターネットで情報収集をする人が多いと思います。
インターネットで情報収集はもちろん重要だし、手軽に行えるのですが、イマイチ実感が湧かない事と、色々なメーカーを見て回っていると情報が混乱してきてしまうというデメリットもあります。
資料請求がおススメ
そこで、私がおススメなのは「資料請求」です。
カタログなどを送ってもらうだけなので簡単ですし、何よりも「これから家を建てるんだ!」という実感が湧きます。
そして、メーカー同士を見比べたり比較する事もインターネット上で行うよりも楽に出来ます。
最低でも5社から資料請求
注文住宅を建てようと思って調べてみると、建築会社の多さにびっくりする人も多いと思います。
テレビCMを流しているような大手ハウスメーカーから、ビルダーと呼ばれる特定地域で活動しているハウスメーカー、地元の工務店など色々な会社が存在しています。
そのメーカーや工務店によって、費用も工法も特徴も違いますので、「結局どこに頼んだらいいのか?」と、大いに悩む事になると思います。
その違いをインターネットを使って調べる事ももちろん可能なのですが、何社もホームページを見ていると情報量が多すぎて、混乱してしまう可能性が高いです。
そこで私がおススメするのがカタログを送ってもらう資料請求です。
画面上ではなく、カタログを見て検討する事で、気になったところは印をつけたり2社のカタログを並べて比較検討出来たりするので、情報を整理しやすいです。
先ほども言いましたが、メーカーによって色々な特徴や費用も変わってきます。
最低でも5社、出来れば10社くらいの気になるメーカーの資料を請求し、比較検討を行う事をおススメします。
自分に合ったメーカーを絞る
他のサイトを見ると、家づくりは「まずは見積もりをしてもらおう」となっているところが多かったですが、先ほども言ったように、多くのメーカーや工務店が存在しています。
「まずは見積もり」といっても、どこの会社に見積もりを貰えばいいのでしょうか?
見積もりを貰う前に大事な事は、色々な価格帯、工法、特徴が違うメーカーの中から、
「見積もりをもらうべき会社を絞る」
まずはこれをしない事には、先に進めないと思います。
家づくりは資料請求から始まると言った理由がこれです。
見積もりは3社から
先ほど、最低5社からは資料請求をした方がいいと説明しました。
では、何社まで絞って実際に見積もりをしてもらったらいいでしょうか?
私の答えは「3社」です。
その理由を説明していきます。
見積もりが多すぎると、打ち合わせや比較が大変
実際にメーカーに話を聞きに行くと、いきなり最終的な見積金額は出てきません。
何度かの打ち合わせを経て、お客さんの要望を聞いて、見積もりを作っていきます。
見積もりをお願いするのも大変
注文住宅の場合には、お客さんと担当者で打ち合わせを重ねて家の間取りや設備を決めていきます。
一回や二回の打ち合わせでは全てを決めきれない為に、お客さんの要望を聞いてから、細かい部分は担当者が「とりあえず」の内容で見積もりを作るので、最終的な金額ではないのです。
ある程度の内容の見積もりを出してもらう為には、1社につき最低でも2~3回は打ち合わせをする必要があるので、打ち合わせをするメーカーが多すぎると、見積もりを出してもらうまでの労力が増えてしまいます。
また、打ち合わせをするメーカーと何の内容を話したのか混乱してしまう事もあるので、多すぎても良くないと思います。
無理をせずに打ち合わせできるのが3社くらいかと思います。
見積もり内容を確認するのが大変
メーカーから見積もりをもらった時に、単純な金額だけでは比較が出来ません。
何故ならメーカーによって、見積もりに含まれている物が違うからです。
標準の設備がメーカーによって違う
メーカーによって標準で設定されている、キッチン・浴室・トイレなどの器具のグレードが違います。
A社の見積もりが1500万円、B社の見積もりが1550万円だったとしても、A社の設備のグレードをB社に合わせると1600万円を超えてしまう。なんていう事も十分にあり得るので、どのグレードの設備が設定されているのかを全てのメーカーで確認する必要があります。
また、例えば窓もメーカーによって標準が「ペアガラス」なのか「トリプルガラス」なのかでも金額が変わってきます。他社と比較する為には、そういった物の見積もりに入っている仕様を全て確認する必要があります。
含まれている付帯工事も違う
建物以外の、例えばテレビアンテナ、カーテンレール、駐車場などの外構を「付帯工事」と言います。
この付帯工事をどこまで含んでいるのかはメーカーによって違うので、これも見積もりに入っているのかを確認しなければ、比較検討出来ません。
このように、何社からも見積もりをもらいすぎると、内容を確認する作業が大変になってしまうので、私は見積もりは3社をおススメしています。
2社だと少なすぎる
多すぎると見積もりが大変になると聞いて、「じゃあ2社にしておこうかな」と思われる方もいるかもしれませんが、2社だと少ないと思います。
実は金額を比べる以外でも、複数社から見積もりをとった方がいい理由があります。
間取りのセンスは担当者次第
細かい間取りまで全て自分で決めてある人は少ないと思います。
ほとんどの人は、ある程度の要望だけ決めて、細かい間取りは担当者任せになるかと思います。
そして担当者が出してきた間取りを見て「ここはこうして欲しい」などを繰り返して、間取りを決めていく流れになるのですが、最初に提案してくる間取りが、その家の根本的な間取りになる可能性が高いので、最初に提案してくる間取りがかなり重要です。
この最初に出してくる間取りは、完全に担当者のセンスになります。
3社に見積もりの打ち合わせをすれば、3パターンの間取りを提案してもらえるので、最低でもそれくらいあった方がいいです。
ただし、2社だと金額を比較するにも打ち合わせをするにも少なすぎるので、3社程度がおススメです。
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資料請求は何社あってもいい
見積もりをとるのは3社がおススメと言いました。
そして、その3社に絞る為には最低でも5社からは資料請求するべきと言いましたが、あくまでも最低5社なだけで、実は資料請求するだけなら何社あってもいいと思っています。
想像以上に色々なメーカーがあり特徴がある
注文住宅について調べ出すと、想像以上に多くのメーカーがあり、それぞれに特徴があり、費用も大きく変わる事に驚かされると思います。
私はリフォーム業界で働いているのですが、新築は専門外とは言え、建築業界に20年近くいた人間が知らなかったメーカー、工法、設備がたくさんあり驚きました。
おそらく一般の方は私以上に驚くと思います。それぐらい情報量が多いので、資料請求の段階では無理矢理メーカーを絞る必要は無いので、気になったメーカーはどんどん資料請求していっていいと思います。
後悔しない為にも情報量は少しでも多く
家は人生で最大の買い物と言われています。
後々、後悔しない為には「少しでも情報量を多く」した方がいいと思います。
見積もりの段階まで行くと先ほど説明したように、メーカーが多すぎるとデメリットが発生するので、3社程度に絞った方がいいですが、資料請求の段階では1社でも多くのカタログを見て、少しでも情報を増やした方が「いい家づくり」に一歩近づけるかと思います。
是非、気になった会社からは資料請求してみて下さい。
まとめ
「家づくりは資料請求する事から始まる」事を説明しました。
少しでも多くの情報を得て、自分に合ったメーカーを見つけて下さい。
ただし、見積もりの段階でメーカーが多すぎると、情報の整理が追い付かず、混乱を招きます。
実際私の友人も注文住宅を建てる際に、6社と同時に打ち合わせを重ねた結果、情報が整理出来ずに無駄に時間がかかったいました。
「実際に打ち合わせを重ねて見積もりをとる業者は3社」
「資料請求は何社でもいいが、最低でも5社」
これが私のおススメです。
家を建てるにあたり、この記事が少しでも参考になって頂ければ幸いです。